28, ――

―H-Lv24 【マキシテンペスト】
クマダ
「さむいッ」
シロー
「うぅ、なんだここ…」

手に持っている地図を確認する。
シロー
「あー、吹雪の高原? 名前からして寒そうだな。さっきまでじめじめ蒸し暑かったのに、丘を登りきった途端にこれか。」
クマダ
「あ、あきらめんぞ…。へっくしゅ!」
シロー
「風邪引くのは勘弁してくれよな…。」

[ 本日のヒトコト ] 
クマダ
「最近はじめじめしていて嫌だね。やっぱり、開拓するなら晴れた日がいいよ…。」

29, ―

―現在地:G-Lv23 【灰の降る地】
クマダとシローが、レストランで食事を取っている
クマダ
「うんうん、いいね! この揚げ鳥なんて、香ばしくて頬が落ちそうだよ!」
シロー
「……」
クマダ
「なんだ、なにか言いたいことがあるのかシロー?」
シロー
「俺にも少しくらいは……。あっ、いや、なんでもない。」
クマダ
「『少しくらい』? なんだ、欲しいのか? いいぞ、ただし……」
シロー
「なんでもないって言ってんだろ! 俺はスープだけで十分だし!」
上質な料理と引き換えにめんどうに巻き込まれると察したシローは、おいしそうに揚げ鳥を頬張るクマダを見ながら、スープだけで腹を満たしていた。
シロー
「……あとで、ブロック飯でも食うかぁ」
クマダ
「本当にいらないのか? ほれほれ」
シロー
「あーっ、もう飯チラつかせんな!」

[ 本日のヒトコト ] 
クマダ
「施設カードが不足しがちなここ最近……」

30, ――

――現在地:J-Lv25 【風車の並ぶ丘・奥】 シロー
「ぺぺっ、また灰が口に!」
クマダ
「愚痴を言ってばかりいるからだ。しかし、ここはなんでこんな灰が……。火山でも近いのか?」
シロー
「そんな情報、聞いてねーけどなぁ。」
クマダ
「まぁ、こんな不思議な星なんだ。もしかしたら、これもまた魔力の関係だったりするのかもね。」
クマダ
「魔法というのは魅力的ではあるけど、灰を降らせるのはちょっとね……。」
シロー
「自然現象は人間に配慮してはくれないからな。」
クマダ
「うう〜、服に灰が……。いっそのこと、キャンディでも降らしてくれたら、僕は大喜びなんだけどなぁ。」
シロー
「そんな痛そうな天気なら、灰のほうがましだな……。」

[ 本日のヒトコト ] 
クマダ
「最近一気に暑くなったね!?」